更年期の不調はなぜ起こる?身体・心・肌に現れる症状のメカニズムと対策

更年期の不調はなぜ起こる?身体・心・肌に現れる症状のメカニズムと対策
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更年期の不調 症状のメカニズムと対策を紹介
この記事はこんな人におすすめ!
  • 最近「何となく調子が悪い」日が増えた方
  • ホットフラッシュ、イライラ、疲れやすさなど複数の症状がある方
  • 「これも更年期?」と不安を感じている方
  • 病院に行くべきか迷っている方

「最近、何だか体の調子がおかしい…」
「イライラするし、肌も乾燥するし、夜も眠れない」
「これって全部、更年期のせい?」
このような体の変化や不安になることはありませんか?

更年期の不調は、女性ホルモンの急激な変化によって全身に様々な症状があらわれます。 そこで本記事では、更年期に起こる身体・心・肌の変化とメカニズム、そして具体的な対策について詳しく解説します。

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更年期は誰もが通る自然な体の変化ですが、症状の現れ方は人それぞれです。「私だけこんなにつらいの?」と悩む必要はありません。一人で抱え込まず、この記事を参考に症状を正しく理解し、自分に合った改善方法を見つけてください。

この記事を読むとわかること
  • 更年期に複数の症状が同時に現れる理由がわかる
  • 身体・心・肌に現れる代表的な症状がわかる
  • 症状を和らげるための具体的な対策がわかる
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なぜ私だけ?更年期の症状が人それぞれ違う3つの理由

「友達は平気そうなのに、なんで私だけこんなにつらいの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
実は、更年期の症状は9割の女性が何らかの不調を経験する一方で、その現れ方は人それぞれです。

更年期の症状は100種類以上ある

更年期に現れる症状は、実に100種類以上あると言われています。
代表的なホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)、発汗、動悸、頭痛、関節痛、冷え、疲れやすさなどの身体症状及び気分の落ち込み、 意欲低下、イライラ、不眠などの精神症状が現れる可能性があります。
そのため、一見すると更年期の症状とは関係ないように思える体の不調でも、実は更年期によるものかもしれません。

更年期症状がひどくなりやすい人の特徴

更年期症状の重さは、次の3つの要因の掛け算で決まります。

更年期症状の重さ=身体的要因×心理的要因×社会的要因

要因 具体例
身体的要因 ホルモンの変化の大きさ、体質、既往歴
心理的要因 性格(真面目、完璧主義、神経質)、ストレス耐性
社会的要因 仕事の責任増大、親の介護、夫婦関係の変化

特に、「私がなんとかしなきゃ」と一人で抱え込むタイプの方や、仕事・家庭・介護などのストレスが重なっている方は、症状が重くなりやすい傾向があります。

更年期症状が軽い人の共通点

逆に、症状が軽く済む人には「仕方ないよね」と受け入れられる、つらい時に周りを頼れる、完璧を求めすぎないといった共通点があります。 これらは生まれ持った性格というより、後天的に意識できる姿勢です。

症状の個人差は「当たり前」のこと

同じエストロゲン減少でも、体のどこが反応しやすいか、どんなストレスを抱えているかで症状は大きく変わります。「私だけがひどい」のではなく、「みんな違って当然」なのです。

ホルモンバランスの乱れが引き起こす体の変化とは?

エストロゲンの減少により自律神経が乱れる 自律神経 セロトニン コラーゲン

「なぜこんなに色々な症状が同時に出るの?」
その答えは、エストロゲンが全身を不調から守っているからです。

エストロゲンは女性ホルモンとして知られていますが、実は脳、血管、骨、皮膚、粘膜など、体のあらゆる場所で重要な役割を果たしています。
そのため、エストロゲンが減少すると、守られていた場所すべてで変化が起こってしまうのです。

エストロゲン減少で起こる自律神経の乱れ

更年期症状の原因は、脳の視床下部の混乱にあります。
視床下部は、ホルモン分泌の司令塔であると同時に、自律神経の中枢です。

卵巣機能の低下によってエストロゲン分泌が不安定になると、視床下部がパニック状態に陥り、自律神経が乱れて、様々な症状が同時に発生してしまうのです。

自律神経の乱れによる不調

自律神経が乱れると、体はまるでアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態になります。
血管が急に拡張してホットフラッシュが起こったかと思えば、次の瞬間には収縮して手足が冷えるといった、相反する症状が現れるのはこのためです。

さらに、エストロゲンは脳内の「幸せホルモン」セロトニンの生成にも関わっています。 エストロゲンが減少するとセロトニンも減少するため、イライラや不安を感じやすくなります。

皮膚においても、エストロゲンはコラーゲンとヒアルロン酸の合成を促進しているため、減少により肌の水分保持機能が落ち、全身の乾燥やかゆみが起こりやすくなるのです。

更年期にみられる身体・心・肌の不調

更年期の症状は主に身体・心・肌の3つに分かれている 身体の不調 心の不調 肌の不調

更年期の症状は100種類以上ありますが、どのような症状が更年期なのかわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、多くの女性が経験する代表的な症状を、身体・心・肌の3つのカテゴリでまとめました。

身体に現れる不調

更年期では、自律神経の乱れやホルモン変化により、全身に様々な症状が現れます。

症状の種類 具体的な症状
血管運動神経系 ホットフラッシュ、発汗、冷え、動悸、のぼせ
運動器系 肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛
消化器系 食欲不振、胃もたれ、便秘、下痢
泌尿器系 頻尿、尿もれ、残尿感
その他 めまい、耳鳴り、頭痛、疲労感、だるさ

特にホットフラッシュ(急な熱感と発汗)は、更年期女性の40〜80%が経験する最も代表的な症状です。
突然顔や上半身がカーッと熱くなり、大量の汗が止まらなくなるのが特徴で、夜間に起こると睡眠の質が低下してしまいます。

心に現れる不調

エストロゲン減少により脳内のセロトニン(幸せホルモン)が低下すると、感情のコントロールが難しくなります。
「今までスルーできたことにイライラする」「自分が自分じゃないみたい」と感じる方も多いですが、これは性格のせいではなく、ホルモンの変化が原因です。

肌・粘膜に現れる不調

エストロゲンはコラーゲンやヒアルロン酸の産生に深く関わっているため、減少すると全身の乾燥症状が現れます。

症状の種類 具体的な症状
全身の乾燥 顔、手足、デリケートゾーンがカサカサする
かゆみ 肌のバリア機能低下で全身がかゆくなる
ドライシンドローム 目、口、鼻、膣などの粘膜が乾燥する
その他 シミが増える、たるみ、髪の乾燥・抜け毛

更年期女性の20〜40%に乾燥肌の症状が認められており、単なる保湿だけでは改善しにくいのが特徴です。
体の内側からのケアが重要になります。

症状は「組み合わせ」で現れることが多い

不眠→疲労→イライラ→ストレス→さらに不眠、という悪循環に陥ることも。一つの症状だけでなく、全体的な体のバランスを整えることが大切です。

【いつまで続く?】更年期の不調を自分で和らげる方法

「この症状、いつまで続くの?」これは多くの方が抱える不安です。
更年期は閉経前後5年間、計10年間ですが、症状が強く現れる期間は通常1〜2年、長くても2〜3年で落ち着くことが多いです。

更年期はいつまで続くの?終わりのサインとは

日本人女性の閉経年齢の中央値は52歳です。
月経周期が「短くなる→不規則になる→長くなる→停止」という変化が、更年期の始まりのサインです。

終わりのサインに明確な指標はありませんが、

  • ホットフラッシュの頻度が減ってきた
  • イライラや落ち込みが軽くなった
  • 「最近、調子いいかも」と感じる日が増えた

などの変化を感じたら、体が新しいバランスを見つけつつあるサインです。

食事で体の内側から整える

食事では、大豆製品に含まれるイソフラボンがエストロゲンに似た働きをするため、おすすめの食材となります。
大豆40-50gが摂取目安量と鳴るため、納豆1パックを取るのがおすすめです。

また、ビタミンB群(豚肉、さば)は皮膚・粘膜の健康維持と疲労回復に、ビタミンC(パプリカ、キウイ)は抗酸化作用とコラーゲン生成に、ビタミンE(アーモンド)は血行促進とホルモンバランス調整に役立ちます。
一方で、カフェインやアルコールは血管拡張を促してホットフラッシュを誘発する可能性があるため、控えめにすることをおすすめします。

適度な運動で自律神経を整える

週合計150分の有酸素運動(ウォーキング、水泳など)と週2回の筋力トレーニングが推奨されています。
運動は自律神経のバランスを整えるだけでなく、ホットフラッシュの軽減、睡眠の質向上、気分の改善、骨密度維持など、多くの効果が期待できます。

睡眠の質を高める工夫

睡眠の質を高めるためには、寝室の温度を低めに設定(18〜22℃)し、通気性の良い寝具を選ぶことが大切です。
また、カフェインは15時以降控え、規則正しい睡眠リズムを作ることも重要です。

症状がつらい時は専門家に相談を

  • 日常生活に支障が出るほどつらい
  • セルフケアを1〜2ヶ月続けても改善しない
  • 不正出血がある
  • めまい・動悸がひどい
  • うつ症状が強い(2週間以上続く気分の落ち込み)

上記のケースでは、我慢せずに専門家に相談することが大切です。

また、甲状腺機能異常など更年期症状と似た病気の可能性もあるため、気になる症状があれば早めに相談することをおすすめします。

更年期は病気ではなく、自然な体の変化です。症状を「我慢する」のではなく、セルフケアや専門家の力を借りながら「上手に付き合う」ことが大切。一人で抱え込まず、周りを頼りながら、この時期を乗り越えていきましょう。

まとめ

更年期の不調は、エストロゲン減少によって全身のあらゆる場所で変化が起こる、自然な体のプロセスです。
症状の現れ方は人それぞれで、身体・心・肌に様々な形で影響します。

しかし、更年期の不調は「いつかは終わる」症状です。
一人で抱え込まず、自分の体の変化を受け入れながら、まずはセルフケアから始めていきましょう。

よくある質問

更年期の症状はどのくらいの期間続きますか?
一般的に1〜2年、長くても2〜3年で症状が落ち着くことが多いです。
ただし個人差が大きく、数ヶ月で改善する方もいれば、7〜8年苦しむケースもあります。
重要な点は、更年期障害は慢性疾患とは異なり、改善するということです。
更年期症状がひどい時、我慢すべきですか?
我慢する必要はありません。
日常生活に支障が出るほどつらい場合は、婦人科でホルモン補充療法(HRT)や漢方薬などの治療を受けることができます
家族に更年期だと理解してもらうにはどうすればいいですか?
更年期は「見えない症状」が多いため、周囲に理解されにくいのが現実です。
また、この記事や医療機関の資料を家族に見せて医学的に説明すると、理解が得られやすく効果的です。

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