目や口の乾きに悩んでいませんか?
単純な「ドライアイ」や「ドライマウス」の場合もありますが、複数の部位に乾燥を感じる場合は「ドライシンドローム」を引き起こしている可能性があります。
ドライシンドロームはプレ更年期から悩みがちな症状の一つなので、ぜひ本記事で原因や改善方法をチェックしてみましょう。
ドライシンドロームとは?
ドライシンドロームとは、一言でいうと「涙や唾液などを分泌する“外分泌腺”の働きが弱まっている状態」のこと。
次の5つの部位に乾燥を感じる方は、粘膜が乾いてドライシンドロームになっている可能性があります。
- 肌
- 口
- 目
- 鼻
- 膣
30代後半〜40代前半のプレ更年期から、少しずつ「女性ホルモン(エストロゲン)」が減少。
エストロゲンが減ると自律神経が乱れやすくなるため、全身が乾くようになります。
この「全身の乾き」を一つの症候群として考えるようになったのが「ドライシンドローム(乾燥症候群)」です。
ドライシンドロームの3つの原因
ドライシンドロームには、次の3つの原因があります。
- プレ更年期・更年期
- ストレス
- 血や水の不足
ご自身に当てはまるものがあるか、以下で詳しく見てみましょう。
原因1:プレ更年期・更年期
次の年代の方は、エストロゲンの減少からドライシンドロームの症状があらわれやすい傾向です。
- プレ更年期……30代後半〜40代前半
- 更年期……45歳〜55歳(閉経前後の10年間)
プレ更年期・更年期の症状には個人差があり、ドライシンドロームのほかには「イライラ」や「冷え」などを感じることがあります。
原因2:ストレス
外分泌腺の働きを調整する「自律神経」は、ストレスが原因で乱れることもあります。
たとえば次のような悩みがある方は、自分が思っている以上にストレスが溜まっているかもしれません。
□ 息苦しい
□ 食欲がない
□ 不眠気味
□ 疲れやすい
□ 耳鳴りがする
□ めまいがする
□ 肌荒れしやすい
□ やる気が起きない
自律神経の不調はさまざまな病気の原因となるため、早めに解消・改善する必要があります。
ストレスの原因をすぐに取り除くのが難しい場合は、まず「質の高い睡眠」「栄養のある食事」「適度な運動」の3つを心がけましょう。
原因3:血や水の不足
漢方の世界では、人の身体は次の3つで構成されていると考えられています。
- 気(き)……エネルギー
- 血(けつ)……血液
- 水(すい)……水分
この3つのバランスが崩れると、身体のどこかに不調が生じます。
ドライシンドロームの場合は「血」と「水」の不足が、全身に乾燥を引き起こす原因となっているのです。
【部位別】ドライシンドロームのよくある症状
ここからは、ドライシンドロームの主な症状を5つの部位別にご紹介します。
複数の部位に症状が見られる場合はドライシンドロームの可能性があるため、なるべく早めの改善が必要です。
目(ドライアイ)の症状
目の乾燥(ドライアイ)に見られる主な症状は次の6つです。
□ 乾く
□ かすむ
□ 疲れやすい
□ 充血する
□ 痒くなる
□ ゴロゴロする
「目を10秒以上開けるのが難しい」という方は、ドライアイの可能性があります。
涙が減ると良好な視力が得られなくなる場合があるため、ドライシンドロームの早めの改善が必要です。
口(ドライマウス)の症状
口の乾燥(ドライマウス)に見られる主な症状は次の6つです。
□ 乾く
□ ネバネバする
□ 口臭が気になる
□ 舌がヒリヒリする
□ 味が美味しく感じない
□ 食べ物が飲み込みづらい
「日常的に口内に不快感を感じる……」という方は、ドライマウスの可能性があります。
実は、唾液は口内だけでなく、全身の健康を維持するためにも重要なもの。
成人の場合は、1日に平均1〜1.5Lの唾液が必要といわれています。
肌(ドライスキン)の症状
肌の乾燥(ドライスキン)に見られる主な症状は次の5つです。
□ カサカサする
□ ピリピリ痛む
□ 赤みが目立つ
□ 化粧ノリが悪い
□ 肌荒れしやすい
「春夏秋冬いつでも乾燥肌」という方は、ドライスキンの可能性があります。
ドライスキンは放っておくと「シワ」や「毛穴の開き」の原因にもなるため、外側+内側のスキンケアで早めに乾燥対策をしましょう。
鼻(ドライノーズ)の症状
鼻の乾燥(ドライノーズ)に見られる主な症状は次の5つです。
□ カサカサする
□ ムズムズする
□ ピリピリ痛む
□ 鼻をかみたくなる
□ カサブタができる
「鼻が乾燥してたまに血が出る」という方は、ドライノーズの可能性があります。
鼻がムズムズする→鼻をかむ→血が出る→カサブタができる→ムズムズする……の悪循環にならないよう、こちらも早めの乾燥対策が必要です。
膣(ドライバジャイナ)の症状
膣の乾燥(ドライバジャイナ)に見られる主な症状は次の5つです。
□ ヒリヒリする
□ 膣がかゆい
□ 膣が痛む
□ 性行痛
□ 違和感を感じる
「膣のまわりがムズムズ&ヒリヒリする……」という方は、ドライバジャイナの可能性があります。
膣にかゆみを感じると無意識のうちに引っ掻いて炎症を起こす場合もあるため、できるだけ刺激の少ない乾燥対策を取り入れることが大切です。
ドライシンドロームの改善には『当帰飲子』がおすすめ
ドライシンドロームの改善におすすめなのが、身体の内側から潤いを与える漢方薬『当帰飲子』です。
当帰飲子は、体内の「血」と「水」のバランスを整え、全身に潤いを補います。
掻きむしりたくなるような肌の乾燥や、血行不良による全身の冷えを生薬の力でやさしく改善していく漢方薬です。
ドライシンドロームでお悩みの方はもちろんのこと、お風呂後のかゆみが酷い方や、青ぐまが消えない貧血気味の方にもおすすめ。
「体内のバランスを整えて、不調にしっかり向き合いたい」という方は、睡眠や食事などの基本的な生活改善に加えて、当帰飲子も日々の生活に取り入れてみてください。
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