
- この記事はこんな人におすすめ!
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- ハンドクリームを塗ってもすぐにカサカサになる人
- 秋から冬にかけて手荒れが悪化する人
- 指先の乾燥やひび割れを繰り返している人
「保湿しているのに手荒れが治らない」「水仕事をするたびに指先が割れてしまう」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
手洗いや水仕事のたびに乾燥し、治ってはまた荒れるのを繰り返すのは、肌のバリア機能が低下して慢性的なダメージを受けているサインです。
特に秋になると、空気が乾燥し、気温が低下するため、体の冷えや血行不良といった体質的な要素も手荒れの治りにくさに深く関係してきます。
- この記事を読むとわかること
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- 手荒れが慢性化する原因
- 秋に手荒れが悪化しやすい理由
- 手荒れを悪化させない基本的なケア
- 体質に合わせた漢方薬の使い分け
手荒れを内側からケアする2つの漢方薬
繰り返す手荒れには、身体の内側からのアプローチが有効かもしれません。
乾燥やひび割れが中心のタイプには、血の巡りを整え肌に潤いを与える「当帰飲子」、赤みや化膿を伴う炎症タイプには、こもった熱を鎮める「十味敗毒湯」が適しています。
ご自身の手荒れの症状に合わせて、漢方薬での体質ケアも検討してみてください。
こんなお悩みございませんか?
- 自分の症状に効くのか心配
- 効果が出るのにどれくらいかかる?
- 他の薬と併用して飲んでも大丈夫?など
漢方の分野に特化した薬剤師が対応します。
購入前、購入後で気になることがあれば、お問い合わせください。
治らない手荒れとはどんな状態?
治らない手荒れとは、ハンドクリームをこまめに塗っていても、手洗い後や水仕事のあとにすぐカサつきやひび割れが戻ってしまう状態をいいます。
皮膚が回復しきる前に次の刺激を受けてしまい、「治ったと思ったらまた悪化」を繰り返すことで、慢性化してしまうのです。
特に秋は気温と湿度が低下するため、乾燥によって皮膚のバリア機能が低下してしまい、手荒れが悪化しやすくなります。
また、夏の間に受けた紫外線や汗による刺激の蓄積が、9月以降になって「治りにくさ」として一気に表面化することも、秋の手荒れの一因です。
手荒れが治らない3つの原因
手荒れが治りにくくなる主な原因は、以下の3つです。
- 水仕事や洗剤による皮脂の減少
- 乾燥・炎症によるバリア機能の低下
- 血行不良や冷えによる皮膚の栄養低下
それぞれ詳しく解説します。
水仕事や洗剤による皮脂の減少
食器用洗剤を使った水仕事やアルコール消毒を繰り返していると、少しずつ手肌を守る皮脂が洗い流されてしまいます。
皮脂が減ると手肌が乾燥しやすくなるため、水仕事や手洗いの回数が多い人ほど、手荒れが慢性化しやすくなるのです。
乾燥・炎症によるバリア機能の低下
手肌の乾燥が続くと、肌のうるおいを保つセラミドやNMF(天然保湿因子)が不足し、肌のバリア機能が低下していきます。
そうすると、洗剤や水といった外部からの刺激を受けやすい状態になり、手荒れを繰り返す原因となります。
また、刺激によって肌に炎症が起きると、バリア機能がさらに低下し、より刺激を受けやすくなるといった悪循環につながることもあります。
血行不良や冷えによる皮膚の栄養低下
東洋医学には、全身に栄養や潤いを巡らせる「血(けつ)」が不足している状態を指す「血虚(けっきょ)」という概念があります。
この血が不足すると、末端にある皮膚まで十分な栄養と潤いが届きにくくなり、手肌の回復力の低下にもつながります。
特に、秋から冬の寒い時期は、冷えによって末梢の血流が悪化するため、皮膚の細胞の再生が遅れ、手荒れがさらに治りにくくなってしまうのです。
ひとくちコメント
秋になると手が冷たくなる方は「血虚」の傾向があるかもしれません。
保湿だけでなく、湯船にゆっくり浸かる、手首を温めるといった温活を意識してみるのもおすすめですよ。
手荒れがつらいのはこんなとき
手荒れがひどくなると、水に触れるとしみたり、指先を動かすだけで痛みを感じたり、日常生活に支障が出ることがあります。
この状態からさらに悪化すると、ひび割れ・アカギレにつながり、ゴム手袋の摩擦やハンドクリームすらも刺激となって強い痛みが出ることもあります。
特に、医療職や料理人・主婦など、手洗いやアルコール消毒、水仕事を繰り返す人は、いわゆる「職業性手荒れ」や「主婦湿疹」が起こりやすいため注意が必要です。
ひどい炎症や浸出液がある場合は皮膚科へ
強い赤みや湿疹がある、痛みが激しい、水ぶくれからジュクジュクとした液がでているといった場合は、セルフケアで対処できる範囲を超えています。
我慢したり、自己判断で市販薬を使ったりせず、皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
手荒れを悪化させない基本的なケア
手荒れを悪化させないためには、日々の水仕事や生活習慣を見直すことが大切です。
ここでは、手荒れを悪化させないための基本的なケアを紹介します。
水仕事・保湿の見直し
水仕事をする際は、必ずゴム手袋を着用して水や洗剤に直接触れないようにしましょう。
また、お湯を使う場合は38℃程度のぬるま湯に設定し、皮脂を落としすぎないよう短時間で済ませるのがコツです。
水仕事が終わったら手をやさしく拭き、乾燥する前にハンドクリームで保湿しましょう。
衣類の工夫
肌が乾燥しているときは、衣類や寝具との摩擦も刺激になるため、衣類や下着は刺激の少ない綿素材を選びましょう。
また、手荒れが気になる場合は、就寝前にハンドクリームやワセリンを塗ってから綿手袋をつけるナイトケアもおすすめです。
生活習慣の改善
バリア機能が低下した皮膚の回復をサポートするためには、細胞の材料となるタンパク質を摂取し、質の高い睡眠をとるといった、基本的な生活習慣を意識することが大切です。
また、手洗いで済む場面では必要以上にアルコール消毒を使わないなど、手肌への刺激を減らすことも意識しましょう。
手荒れと体質の関係
東洋医学では、全身に栄養と潤いを運ぶ「血(けつ)」が不足した状態を「血虚(けっきょ)」と呼びます。
血虚の状態になると、体の末端である指先の皮膚まで栄養が届きにくくなり、結果として皮膚の修復力が落ち、手荒れの回復が遅れてしまうのです。
また、血虚に「冷え」が伴う場合は、血管が収縮してしまうため、さらに血の巡りが悪くなり手荒れが治りにくくなります。
基本的なケアを実践しても手荒れが治らない場合は、このような血行不良や栄養不足といった体質的な背景が原因で、慢性化している可能性があります。
当帰飲子と十味敗毒湯の使い分け
手荒れに漢方薬を取り入れる場合は、症状や体質に合わせて処方を選ぶことが大切です。
慢性的な手荒れによく用いられる「当帰飲子(とうきいんし)」と「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」の使い分けを見ていきましょう。
| 当帰飲子 | 十味敗毒湯 | |
|---|---|---|
| こんな症状に | 乾燥・ひび割れ | 赤み・湿疹・化膿 |
| 体力の目安 | 体力低下気味 胃腸虚弱の方 |
体力中等度 胃腸が極端に弱くない方 |
| 冷えの有無 | 冷えを伴うタイプ | 規定なし |
乾燥・ひび割れが気になるなら当帰飲子
当帰飲子は、血の不足による皮膚の乾燥やかゆみに用いられる漢方薬です。
当帰を中心とした生薬が血を補い巡りを整えることで、乾燥しやすい肌をすこやかに保つとされる処方です。
体が冷えやすい方や、胃腸があまり丈夫でない方に用いられることが多く、ひび割れを繰り返すタイプの手荒れに向いています。
炎症・化膿を伴うなら十味敗毒湯
赤みや湿疹、化膿を伴うような炎症タイプの手荒れには、十味敗毒湯が用いられます。
体にこもった余分な湿気や熱を取り除くことで、皮膚の赤みやかゆみ、化膿を鎮めることを目指す処方です。
体力が中程度で、胃腸に大きな不調がない方に適しているとされており、乾燥よりも炎症や湿疹が目立つタイプの手荒れに向いています。
ひとくちコメント
ご自身の症状がどちらに当てはまるか判断に迷う場合や、他の薬との併用を検討している場合は、薬剤師や登録販売者に相談してから購入するようにしましょう。
漢方ケアの期待値と続け方
漢方薬は、即効性を求める西洋薬とは異なり、体の内側から体質にじっくり働きかけていくお薬です。
症状を抑えるのではなく、体質そのものに働きかけて改善を目指すものであるため、使い方を正しく理解しておく必要があります。
ここでは、効果を感じるまでの目安期間や、続けるうえでのポイントを解説します。
効果を感じるまでの目安期間
皮膚は約28日周期でターンオーバーを繰り返しているため、漢方薬の効果を実感するにはある程度の期間が必要になります。
具体的には、ひび割れや赤みが落ち着くまでに2週間〜1ヶ月ほど、手荒れを繰り返しにくい体質に変化するまでに1〜3ヶ月ほどが目安です。
個人差と職業要因による影響
効果の感じ方には、水仕事の頻度や季節、年齢によって個人差があります。
特に美容師や飲食業、医療・介護職など、日常的に水や薬品に触れる仕事をしている場合、手荒れの原因となる刺激を避けられないため、漢方薬だけで治癒させるのは困難です。
それでも、漢方薬による体質へのアプローチを続けることで、「悪化しにくい状態」を目指していくことは可能です。
なお、漢方薬は保湿ケアの代わりにはなりません。ゴム手袋の活用や洗剤の見直し、こまめな保湿を並行して行いましょう。
皮膚科の受診を優先すべきケース
ジュクジュクした浸出液が出ている、強い腫れや熱を持っている、痛みが激しく眠れないといった場合は、細菌感染など別の原因が隠れている可能性もあります。漢方薬を継続するよりも、医療機関で適切な治療を受けることを優先しましょう。
まとめ
治らない手荒れは、毎日の水仕事や洗剤による刺激と、秋からの乾燥が重なって慢性化してしまった状態です。
まずはゴム手袋の着用やこまめな保湿など、外側からのバリア保護を基本として徹底しましょう。
それでも繰り返してしまう場合は、内側からアプローチする漢方薬も選択肢となります。
漢方薬を選ぶ際は、体質的背景を考慮しながら、乾燥・ひび割れには「当帰飲子」、赤みや炎症には「十味敗毒湯」のように、症状に合わせて使い分けるのがポイントです。
また、症状が強い場合や長引いている場合は、自己判断で対処せず、皮膚科への相談も検討しましょう。
よくある質問
- 市販の漢方薬と病院で処方される漢方薬に違いはありますか?
- 基本的な生薬の構成は同じものが多いですが、病院で処方されるものは医師が症状や体質に合わせて選んでいるため間違いがありません。
一方、市販薬は自分で選ぶ必要があるため、判断に迷う場合は薬剤師に相談するか、医療機関を受診するのがおすすめです。 - 当帰飲子と十味敗毒湯は一緒に飲んでも大丈夫ですか?
- 自己判断で2種類を併用するのは避けましょう。どうしても併用したいときは医師や薬剤師に相談してください。
- 手荒れがひどいときは塗り薬と漢方薬どちらを使えばいいですか?
- どちらか一方を選ぶというよりも、併用がおすすめです。塗り薬で外側のつらい症状を和らげつつ、漢方薬で内側からサポートしましょう。
水仕事を避けられない人に、当帰飲子・十味敗毒湯
美容師や医療・介護職、家事など、水仕事やアルコール消毒を完全に避けるのが難しい方も多いのではないでしょうか。
外側からのケアだけで手荒れを防ぐのが難しくても、体質に合わせた漢方を取り入れて、手荒れが悪化しにくい状態を目指してみませんか?
開発担当:タケミ
手荒れが治らないと、ハンドクリームなど外側のケアにばかり目が行きがちですよね。でも実際は、血の巡りや冷えといった体質的な背景が関係していることもあるのです。
この記事では、基本的なケアとあわせて、体質面からのアプローチもご紹介します。手荒れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。