
- この記事はこんな人におすすめ!
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- 夏の終わりから急に肌がカサつき始め、かゆみを感じる方
- 乾燥性湿疹と乾燥肌との違いがよくわからない方
- 保湿はしているのに、なぜか良くならない方
- 皮膚科に行くべきかどうか迷っている方
夏が終わり、空気が少しずつ乾き始めてくると、肌のカサつきやかゆみが気になる人が増えてきます。
秋は湿度の低下によって、夏の冷房や汗・紫外線による肌へのダメージが、表面化しやすくなる季節です。
「去年もこの時期にかゆくなった」
「保湿しているのに、カサカサが良くならない」
といった経験がある方は、「乾燥性湿疹」を引き起こしている可能性があります。
この記事では、乾燥性湿疹が起こる原因から、市販の保湿剤で対応できる範囲や受診すべきタイミング、自宅でできるセルフケアまで解説します。
ぜひ最後まで読んで、夏のダメージを受けたお肌のケアに活かしてください。
- この記事を読むとわかること
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- 乾燥性湿疹と乾燥肌の違い
- 秋に症状が出やすい理由
- 自宅でできる基本のセルフケア
- 皮膚科を受診したほうがいいサイン
- 繰り返しやすい体質との向き合い方
繰り返すかゆみに、体の内側からアプローチ
しっかり保湿をしているはずなのに、乾燥性湿疹が繰り返してしまう場合、外側からのケアだけでは間に合っていない可能性があります。 当帰飲子は、肌の乾燥が気になる方に用いられることがある漢方薬です。お肌の乾燥にお悩みの方は、一度チェックしてみてください。
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その肌荒れ、「乾燥性湿疹」かも?
お肌が粉を吹いたような状態になっていたり、赤みや湿疹・かゆみを帯びている場合、乾燥性湿疹(皮脂欠乏性湿疹)の可能性があります。
年齢を重ねて肌の水分や皮脂が減ると、肌を守るバリア機能が低下します。
バリア機能が落ちた状態の肌に、ちょっとした刺激が加わり、赤みや湿疹・かゆみなどの症状を伴うのが、乾燥性湿疹の特徴です。
すねや太もも、腰まわり、背中など、皮脂の分泌が少ない部位に出やすい傾向があります。
こうした加齢に伴う皮膚の乾燥は、多くの人に見られる悩みです。 千葉市医師会 によると、高齢者の約95%が老人性乾皮症と言われ、その半数がかゆみを訴えているとされています。
若いうちはそれほど気にならなかった乾燥が、年齢を重ねるほど症状として現れやすくなることがうかがえます。
乾燥肌との違いを整理すると、以下の表のようになります。
| 状態 | 主な症状 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 乾燥肌 | カサつき、つっぱり感 | 保湿ケアで様子を見ることが多い |
| 乾燥性湿疹 | 赤み・かゆみ・湿疹などの症状が出ている | 保湿だけでは不十分な場合があり、適切な対処が求められる |
夏のダメージが秋に出てくる理由
夏は、冷房による乾燥・汗・紫外線など、肌への刺激が多い季節です。 肌のターンオーバーには約1か月ほどかかるため、夏の間に蓄積したダメージが、湿度が下がる秋以降に一気に表面化するケースも少なくありません。
急に「肌質が変わった」と感じるのは、実はここ数か月の生活の延長線上にあるものかもしれません。
乾燥性湿疹が起こる原因
①加齢による皮脂・水分量の低下
年齢を重ねるほど、皮脂の分泌が減ります。 皮脂分泌が低下すると、皮脂膜が薄くなり、肌の水分が減少してしまうため、潤いを保ちにくく、乾燥肌につながりやすくなります。
②季節の湿度変化
秋から冬にかけては空気が乾燥するため、肌の水分が奪われやすくなります。 冷房の効いた室内で過ごす時間が長かった夏の間から、乾燥によるダメージが蓄積しているケースも少なくありません。
③入浴習慣
熱いお湯に長く浸かったり、ナイロンタオルでゴシゴシこすったりすると、皮脂を落としすぎてしまいます。
皮脂膜は外部刺激から肌を守ってくれているため、皮脂を落としすぎると、肌のバリア機能の回復が追いつかなくなります。
④衣類の摩擦・化学繊維
化学繊維は肌への刺激になりやすく、衣類が肌にこすれることが、かゆみの引き金になります。
乾燥で敏感になった肌は、わずかな摩擦が刺激になりやすい状態です。
乾燥性湿疹が同じ場所に繰り返す理由
乾燥性湿疹は、同じ場所に繰り返し現れることがあります。
これは、かゆみによる皮膚の掻き壊しが、皮膚を傷つけて肌のバリア機能を低下させ、わずかな刺激でかゆみを生みやすくなる悪循環に陥るためです。
一度乾燥性湿疹になった部位のバリア機能の回復までには、時間がかかります。 バリア機能が弱まった肌は、アレルゲンや刺激物質が繰り返し侵入しやすくなっている状態です。
何度もかゆみを感じる部位は、肌の修復のためにも、特に丁寧にケアしてあげましょう。
症状が出る前から、先回りのケアを
「同じところがかゆくなる」と感じたことがある場合は、症状が出る前から念入りな保湿をしてあげましょう。
先回りしてケアしておくことで、乾燥によるかゆみを防ぎやすくなります。
今日からできる基本のセルフケア
乾燥性湿疹のセルフケアは、特別なことをするというより、毎日のちょっとした習慣を見直すことが中心になります。
ポイントは「すみやかな保湿」「入浴方法の見直し」「室内の湿度管理」「刺激の少ない衣類選び」です。
①すみやかな保湿
入浴後は、肌の水分が急速に蒸発していきます。 タオルで軽く押さえ拭きしたら、できるだけ早く保湿剤を塗りましょう。
ワセリンやヘパリン類似物質を含む保湿剤は、医療機関でもよく用いられています。
②入浴方法の見直し/h3>
40℃以上の熱いお湯への長時間の入浴は、必要な皮脂まで奪ってしまいます。
ぬるめのお湯に、短時間浸かることを心がけましょう。
体を洗うときには手のひらを使い、よく泡立てた石鹸で優しく洗うことがポイントです。
③室内の湿度管理
加湿器などを活用して、部屋の湿度を50〜60%程度に保ちましょう。
④刺激の少ない衣類選び
衣類は化学繊維のものよりも、綿やシルクなど、やわらかく肌あたりがよい素材を選ぶのがおすすめです。
特に肌着は直接肌に触れるため、肌に優しい素材を選びましょう。
加湿器がない場合には、洗濯物を室内干しするのがおすすめです。洗濯物の水分で、室内の乾燥した空気が和らぎます。
こんな症状が出たら皮膚科へ
セルフケアを続けても改善しない場合や、次のようなサインがある場合は、皮膚科を受診したほうがよいタイミングです。
- 赤みやかゆみが強く、眠れないときがある
- 掻き壊してしまい、皮膚がじゅくじゅくしている
- 症状のある部位が、手のひら2~3枚分を超える範囲に広がっている
- 1週間程度市販薬を使ってみたが、改善が見られない
炎症が強い状態のときは、保湿だけでは改善しきれないケースもあるため、皮膚科で適切な処置を受けるようにしましょう。
まとめ:乾燥性湿疹が出たら、肌を労わってあげましょう
乾燥性湿疹は、乾燥肌が一歩進んで、赤みやかゆみを伴うようになった状態です。 これは、夏の間に受けた肌へのダメージが、湿度が下がる秋以降に表面化することで起こりやすくなります。
基本の対処は、入浴後のすみやかな保湿・入浴方法の見直し・室内の湿度管理・刺激の少ない衣類選びです。
それでも改善せず、範囲が広がったり、毎年繰り返したりする場合は、自己判断を続けず皮膚科に相談してください。
この夏頑張ってくれた肌を、秋からはゆっくり労わってあげましょう。
よくある質問
- 乾燥性湿疹と乾燥肌は、どのように見分ければよいですか?
- カサつきやつっぱり感だけであれば乾燥肌、赤みやかゆみを伴う湿疹が出ていれば乾燥性湿疹の可能性があります。 乾燥肌なのか乾燥性湿疹なのか見分けが付かない場合には、一度皮膚科に相談してみましょう。
- 毎年同じ時期に繰り返すのですが、体質的なものでしょうか?
- 加齢による皮脂分泌の低下など、肌が乾燥しやすい体質になっている可能性があります。 まずは保湿ケアを基本としつつ、それでも毎年同じように繰り返す場合には、皮膚科や薬剤師に相談して、自分に合った対処法を考えてみてください。
「血(けつ)」を補うことで、肌の乾燥にアプローチ
東洋医学では、体を潤す「血(けつ)」が不足した状態を「血虚(けっきょ)」と言います。 そして、体が「血虚」の状態になると、肌の乾燥が見られやすいとされています。
当帰飲子は、血虚に対する基本処方「四物湯(しもつとう)」をベースにした漢方薬です。 保湿ケアと合わせて、体の内側から整える視点を取り入れてみたい方は、一度チェックしてみてください。
(薬剤師:5年)
「保湿さえしていれば大丈夫」と思ってしまいがちですが、保湿を続けてもなかなか改善しないケースもあります。夏のダメージを受けたお肌と向き合い、労わってあげてください。