
- この記事はこんな人におすすめ!
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- なんとなく肌の調子が悪いと感じる人
- インナードライについて気になる人
- 肌トラブルを回避して健康的な肌を整えたい人
- 適切な肌ケア方法を知りたい人
肌の表面はべたついているのに、どこかカサつきやゴワつきを感じることはありませんか?それは「インナードライ肌」のサインかもしれません。特に夏の肌はインナードライになりやすく、見た目はうるおっているように見えても、実は肌内部は乾燥しているケースも少なくありません。
インナードライは脂性肌と間違えられやすく、誤ったケアを続けると乾燥が加速する恐れがあるため、適切な知識と対策が必要です。今回は、インナードライの概要、原因、そして正しいスキンケア対策について詳しく解説します。
- この記事を読むとわかること
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- インナードライのメカニズムと特徴
- インナードライの主な原因
- インナードライを改善へ導く最適な肌ケア方法
- インナードライに有効な漢方薬
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インナードライとは?そのメカニズム
夏の肌トラブルの原因となるインナードライは、一見すると肌は乾燥していないため、インナードライに陥っている自覚なく過ごしている方が多いです。ここでは、インナードライとはどのようなトラブルなのか、特徴やメカニズム、脂性肌や乾燥肌との違いについて解説します。
インナードライの定義
インナードライとは、肌の表面(外側)は皮脂で脂っぽくテカテカしているにもかかわらず、肌の内部(角層)は水分が不足して乾燥している状態を指します。別名「乾燥性脂性肌」とも呼ばれ、混合肌(顔の部位によって乾燥とベタつきが混在する状態)の一種とされることもあります。
過剰な皮脂分泌のメカニズム
肌内部の水分が不足すると、肌の防御機能が働き、これ以上水分が蒸発するのを防ごうとします。この防御反応として皮脂が過剰に分泌された結果、表面はテカテカして潤って見えるのに、内側は乾燥した状態になってしまうのです。
脂性肌・乾燥肌との違い
インナードライは表面的な状態だけで判断すると脂性肌(オイリー肌)と間違えやすいため、見分け方が重要です。インナードライ肌、脂性肌、乾燥肌の3種類には、それぞれ次のような違いがあります。
| 特徴 | インナードライ肌 | 脂性肌 (オイリー肌) | 乾燥肌 (ドライスキン) |
|---|---|---|---|
| 肌表面の皮脂 | 多い(テカテカ、ベタつく) | 多い(顔全体がベタつく) | 少ない(脂がつかない、サラサラ) |
| 肌内部の水分 | 不足している | 十分にある(うるおっている) | 不足している |
| 肌内部の水分 | 不足している | 十分にある(うるおっている) | 不足している |
| 肌の触感 | ごわつき、硬さ、部分的なカサつきがある | 滑らかでしなやか | 全体的にカサカサ |
| 洗顔後 | つっぱり感が感じられる | つっぱりを感じにくい | すぐにつっぱる |
インナードライ肌は、時間が経つにつれて肌の状態が変わりやすいという特徴もあります。そのため、判断が難しい場合は、10分ごとに肌の状態を観察するなど、時間をかけて肌の状態を見極めましょう。
インナードライの見極めは難しい!
インナードライは、肌の内部が乾燥している状態のため、肌の表面の状態を見るだけでは見分けるのは難しいです。そのため、定期的に肌の感触や洗顔後のつっぱり感などで状態を判断して、いち早くインナードライ肌であることを見つけるようにしましょう。
冷え性の主な原因とタイプ別の特徴
インナードライの根本的な原因は、肌のバリア機能が低下し、肌内部(角質層)の水分量が不足することです。肌のバリア機能を低下させ、インナードライを加速させる原因は多岐にわたります。そこで、どのような原因があるかを把握し、インナードライにならないように気をつけることが大切です。
| インナードライの原因 | 詳細 |
|---|---|
| 間違ったスキンケア | 脂性肌と勘違いし、十分な保湿(乳液やクリーム)をしないことで内側の乾燥が進む。また、皮脂を取り除こうと過剰な洗顔やゴシゴシ洗いをすることで、必要な皮脂まで落とし、バリア機能を傷つける。 |
| 紫外線ダメージ | 波長の長い紫外線は肌の深部に影響を及ぼし、コラーゲンにダメージを与え、肌のバリア機能やターンオーバーの周期を乱す。その結果、肌の水分保持力が損なわれ乾燥につながる。 |
| 空気の乾燥・空調 | 冷房(エアコン)は室内の湿度を真冬並みに低下させ、肌から水分が奪われやすくなる。汗をかくことによる水分蒸発も乾燥を招く。 |
| 睡眠不足 | 睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の修復やターンオーバー(新陳代謝)を正常に整える役割があるが、不足すると肌状態が悪化し水分量が低下する。 |
| ストレス | ストレスが強いと自律神経やホルモンバランスが乱れ、皮脂の過剰分泌や肌荒れを引き起こす。 |
| 食生活の乱れ | 糖質や脂質の摂りすぎは皮脂の分泌を促す原因となる。また、肌のバリア機能に必要なビタミン類やタンパク質などの栄養が偏ると、乾燥につながりやすくなる。 |
近年の酷暑により、エアコンの稼働を止めたり、汗をかかないようにすることは非常に困難です。そのため、主な原因の中から対策できることとできないことを判別し、できることから実践していくことが大切です。
インナードライの原因は1つではない!
インナードライの原因は多岐にわたり、スキンケアを頑張っているつもりが、インナードライを引き起こしていることもあります。どれか1つが原因だと決めつけず、あらゆる角度から原因を解決していくことが重要です。
今すぐトライ!インナードライ改善のためのスキンケア対策
インナードライは、日々のスキンケアを工夫することで改善することが可能です。特に、肌に刺激を与えず、水分をたっぷり与えた上で、油分でしっかり「フタ」をして水分を逃さないケアが基本となります。ここでは、クレンジングや保湿など、ケアごとにインナードライの改善に有効な方法を解説します。
落とすケア(クレンジング・洗顔)のポイント
インナードライはバリア機能が低下しているため、メイク落としや洗顔では、肌に負担をかけない「落としすぎない」ケアが鉄則です。次のポイントを意識して、肌に優しいクレンジングケアを心がけましょう。
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洗浄力の穏やかな製品を選ぶ:
強すぎるクレンジングや洗顔料は、肌に必要な皮脂まで洗い流し、乾燥を加速させます。保湿成分が豊富なクリームタイプやミルクタイプを選びましょう。 -
泡で優しく洗う:
洗顔料はしっかり泡立て、泡をクッションにして肌をこすらないように優しく洗いましょう。皮脂量の多いTゾーンから洗い始め、乾燥しやすい頬や目元は手早く済ませます。 -
ぬるま湯で丁寧にすすぐ:
熱いお湯(高温)は必要な皮脂まで落としてしまうため、ぬるま湯(30~36℃程度)で丁寧にすすぎます。洗顔時間は20~30秒程度を目安に、洗い流す時間は洗顔時の倍の時間をかけるよう意識しましょう。 -
洗顔回数を増やさない:
顔のテカリや皮脂が気になって洗顔回数を増やすと、肌の乾燥を招きます。朝と夜、1日2回を目安に、洗いすぎないようにしましょう。
インナードライは、肌の表面と内面で乾燥度合いが異なります。表面の状態だけを意識してしまうと、肌の状況が悪化してしまうので、ケアのやり過ぎには十分気をつけましょう。
補うケア(保湿)のポイント
インナードライ肌は、肌の表面の油分が気になってしまいますが、実際には肌内部は乾燥しています。そのため、テカリのある部位でも、化粧水で補った水分が蒸発するのを防ぐために保湿ケアが必要です。次のポイントを意識して、クレンジング・洗顔の後は、うるおいを補う保湿ケアを徹底しましょう。
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化粧水でたっぷり水分補給:
化粧水で角層のすみずみまで水分を届けます。より浸透を高めるために、コットンや手で軽く全体になじませた後、掌でじんわりと押し込むようにつけます。乾燥やテカリが気になる部位には、重ねづけしてしっかりと水分補給しましょう。 -
乳液・クリームで水分の蒸発を防ぐ:
化粧水の水分が蒸発しないよう、必ず乳液やクリームでフタをしましょう。ベタつきが気になる場合は、量を調節したり、軽やかなテクスチャのジェルタイプを選ぶのが有効です。 -
水分保持能を高める成分の活用:
肌が自ら水分を抱え込む力(水分保持能)を高められるよう、次のような成分が入っているケア商品を選びましょう。
| 成分名 | 特徴・期待される効果 |
|---|---|
| ヒアルロン酸 | 水分を引っ張ってきて抱え込む能力に優れており、水分量の向上に役立ちます。 |
| ヘパリン類似物質 | 水分を引っ張ってくる作用があり、肌の水分量を上げるために役立ちます。 |
| ライスパワーNo.11 | 肌の水分保持能改善効果が唯一認められている有効成分で、セラミドの産生を促進し、保水力を高める効果が期待できます。 |
| セラミド | 角層の水分保持能を支える細胞間脂質であり、特に乾燥が気になる場合に補うことが推奨されます。 |
日中の対策と紫外線ケア
インナードライを招く大きな要因は、肌の乾燥です。そのため、洗顔や保湿で肌のケアをしたら、次のような日中の乾燥対策にも力を入れましょう。
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日中の追い保湿:
外気やエアコン、紫外線などによって日中も肌は乾燥します。ミストタイプの化粧水を用意し、つっぱりやカサつきを感じる前にこまめに肌の水分補給をしましょう。 -
徹底した紫外線対策:
紫外線は乾燥、シミ、シワの原因となります。どんなに保湿をしても紫外線ダメージにはケアが追いつかないため、特に夏は必ず日焼け止めや日傘などを活用して、日常的な紫外線対策を徹底しましょう。
インナードライの予防・改善は、日々の努力の積み重ねです。自宅外での肌ケアにも力を入れ、しっかりと肌の状態を保ちましょう。
スキンケア以外でできるインナードライ対策
インナードライは、乾燥や紫外線など外部からの刺激だけでなく、ストレスや食事といった体内に関するものにも影響されます。そこで、次のようなポイントを意識して体の内側から肌の状態を整えることも、インナードライ改善の近道となります。
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規則正しい生活習慣と質の良い睡眠:
毎日6~8時間の睡眠を心がけ、成長ホルモンの分泌を促すことで、肌のターンオーバーを正常に整えましょう。寝る前にリラックスタイムを設けて、スムーズな入眠を目指しましょう。 -
栄養バランスのとれた食生活:
肌の健康を保つためには、タンパク質やミネラルなどの栄養バランスが整った食事が欠かせません。特に、皮脂分泌をコントロールするビタミンB群(納豆、ホウレンソウなど)を積極的に摂取しましょう。一方で、脂質の多い食べ物や甘いものの摂りすぎは控え、毎日3食欠かさずに食べることも大切です。 -
ストレス発散:
ストレスは自律神経の乱れを招き、インナードライを進行させることがあります。ランニング、ウォーキング、半身浴、趣味など、自分に合ったストレス発散で、ストレスをためない生活を送りましょう。 -
血行促進:
入浴や適度な運動は全身の血行を促し、新陳代謝を活発にして肌を柔らかく整えやすくなります。入眠促進やストレス発散効果も期待できるため、しっかりと湯船に浸かるのがおすすめです。
こうしたポイントを意識した生活をしていないと、スキンケアを頑張っていてもインナードライになってしまうことがあります。スキンケアと同様に、普段の生活習慣を見直し改善していくことで、インナードライになりにくい状況を作り出しましょう。
自分の体質に合う漢方を選ぶ
スキンケアだけでは、インナードライの根本的な原因を解消することはできません。食生活や生活習慣などを見直し改善しながら、健康的な肌になる生活を心がけましょう。

まとめ
インナードライ肌とは、表面のテカリとは裏腹に、肌内部が乾燥している状態です。特に夏場は、皮脂や汗で潤っていると誤解しやすく、間違ったスキンケアによって状態を悪化させてしまうこともあります。そのため、適切なケアを怠らないように注意が必要です。
そして、インナードライの改善には、脂性肌のケアと誤認して油分を取りすぎるのを避け、水分と油分のバランスを整える正しい保湿が最も重要です。日々のスキンケアや生活習慣を見直し、当帰飲子などを活用しながら、肌の外側と内側の両方からうるおいをキープし、健康的でキレイな肌を目指しましょう。
よくある質問
- インナードライは簡単に見極められますか?
- すぐに見極めるのは難しいでしょう。インナードライは、肌の表面はうるおいがあるように見える一方で、肌の内面が乾燥している状態の肌のことです。一見するだけでは問題ないように見えたり、脂性肌と誤認したりすることがあります。そのため、インナードライの特徴を把握し、日々肌の状態を観察し比較していくことが、早期発見につながります。
- インナードライの対策は夏以外には必要ありませんか?
- インナードライは夏の暑い季節に起きやすいとされていますが、近年の夏の長期化によって、注意が必要な期間も長くなっています。また、インナードライのケア方法は、乾燥肌などの予防・対策にも効果的です。健康的でキレイな肌を保つためには、インナードライだけに焦点を当てるのではなく、1年を通して最適なケアを行っていく必要があります。
インナードライ肌には当帰飲子がおすすめ
当帰飲子(とうきいんし)は、主に皮膚が乾燥してかゆみの強い方に処方される漢方薬です。当帰飲子には、血液の循環を促進することでホルモンバランスを整える効果があり、血行が良くなることで、肌細胞へ水分や栄養が供給されやすい状況にしてくれます。
その結果、インナードライの原因となる肌細胞の乾燥を防ぐことができ、見た目通りのうるおいのある肌に整えてくれます。さらに、血行が促進されることで、肌のターンオーバーの促進効果も期待できるでしょう。また、乾燥とともにかゆみを抑えることで、爪などによる肌への刺激を抑えられるため、多方面から肌の状態を保つことが可能です。






インナードライは、乾燥肌とは異なり、肌がうるおっている状態に見えるため、気づかないうちに進行していることがあります。特に、見た目は脂性肌に似ているため、間違った判断とケアによって、インナードライを加速させてしまう場合も少なくありません。そのため、インナードライの特徴をきちんと把握し、適切なケアを行いながらインナードライを正しくケアしていきましょう。