乾燥肌のかゆみについて徹底解説!原因や治し方も紹介

乾燥肌のかゆみについて徹底解説!原因や治し方も紹介
乾燥肌のかゆみ 徹底解説 かゆみの原因や治し方も紹介!
この記事はこんな人におすすめ!
  • 乾燥肌のかゆみをくり返している
  • 乾燥肌のかゆみの原因が知りたい
  • 乾燥肌のかゆみの治し方・対処法が知りたい

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乾燥肌のしつこい「かゆみ」に悩んでいませんか?今回は、くり返すかゆみの主な原因や治し方・対処法を徹底解説します

この記事を読むとわかること
  • 乾燥肌のかゆみの主な原因がわかる
  • 乾燥肌のかゆみの治し方・対処法がわかる

乾燥肌のかゆみの原因は?

乾燥肌のかゆみは「バリア機能の低下」が原因…?

乾燥肌のかゆみは「皮膚のバリア機能の低下」が主な原因です。

皮膚のバリア機能とは、紫外線、花粉、摩擦などの外部刺激から身を守る皮膚・粘膜の働きのこと。このバリア機能が何かしらの原因で低下すると、本来は皮膚の奥にあるはずの「かゆみ神経」が肌の表面まで伸びてきて、かゆみに敏感になってしまいます。

乾燥肌のかゆみの外的要因

皮膚のバリア機能は、下記のような外的要因で低下することがあります。

  • 季節的な乾燥・紫外線
  • 低湿度の環境
  • 誤った入浴方法…など

春・夏の紫外線や、秋・冬の乾燥は肌への大きなダメージになります。湿度40%以下の低湿度の環境も、乾燥肌のかゆみを引き起こす外的要因の1つです。

また、入浴の際にゴシゴシ洗う、熱いお湯を使う、長湯をするなどの誤った入浴方法も、皮膚のバリア機能の低下を招きます。肌に必要な皮脂・水分まで取り除かないように、乾燥肌のかゆみがあるときは「やさしい入浴」を意識することが大切です。

乾燥肌のかゆみ対策におすすめの入浴方法は「乾燥肌のかゆみの治し方・対処法5選」で詳しく解説しています。

乾燥肌のかゆみの内的要因

皮膚のバリア機能は、下記のような内的要因でも低下することがあります。

  • 栄養不足や睡眠不足
  • 体質やストレス
  • 加齢による潤い低下…など

慢性的な栄養不足睡眠不足は、乾燥肌のかゆみを引き起こす原因の1つです。なかでも下記4つの栄養が不足すると、肌が栄養不足に陥りバリア機能が低下しやすくなります。

栄養 概要
タンパク質 肌の主成分
ビタミンA 肌を健やかに保つ
ビタミンB2・B6 肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す
必須脂肪酸 皮膚のバリア機能を正常に保つ

また、睡眠不足やストレスなどによる「自律神経の乱れ」も、皮膚のバリア機能の低下を招く内的要因の1つです。年齢を重ねると皮脂量の分泌が減るため、加齢により引き起こされる乾燥肌の可能性もあります。

かゆみ→皮膚疾患への悪化に注意

乾燥肌のかゆみは、慢性化すると「皮脂欠乏症湿疹」や「アトピー性皮膚炎」などの皮膚疾患に悪化してしまうことがあります。どちらも季節の変わり目で症状が悪化しやすいため、かゆみが長引く・ひどい場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

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乾燥肌のかゆみの治し方・対処法5選

乾燥肌のかゆみ対策5選 ・高保湿クリーム・湿度40〜70%・紫外線対策・やさしい入浴
・外用薬

乾燥肌のかゆみを和らげる方法は、保湿効果の高いクリームを選ぶ湿度を40〜70%に保つ紫外線対策を徹底するやさしい入浴を意識するなどが挙げられます。クリームの選び方から入浴方法まで、身体にやさしいかゆみ対策5つを下記で詳しくみていきましょう。

保湿効果の高いクリームを選ぶ

乾燥肌のかゆみ改善には、保湿効果が高い下記の成分が配合されているクリームを選ぶのがおすすめです。

  • 尿素
  • セラミド
  • ワセリン
  • ヘパリン類似物質

尿素やヘパリン類似物質は、皮膚科の外用薬でも用いられる保湿効果の高い成分です。ただし、やや刺激性がみられるものもあるため、炎症がある部位には使用しないようにしましょう。

肌に炎症がある(または敏感肌の)場合は、高保湿かつ低刺激な「ワセリン」を選ぶのがおすすめです。ワセリンのベタつき感が気になるときは、少量を少しずつ重ねて塗るように心がけると不快感なく使えますよ

湿度を40〜70%くらいに保つ

乾燥肌でかゆいときは、部屋の湿度を40〜70%に保つように心がけましょう。乾燥がひどい秋・冬は、湿度が40%を下回りやすいためとくに注意が必要です。

厚生労働省の「建築物環境衛生管理基準」においても、人体の健康を損なわないベストな湿度は40〜70%とされています。加湿器を置いたり濡れたタオルを干したりして、肌の乾燥・バリア機能の低下を防ぎましょう。

季節を問わず紫外線対策をする

体の中のかゆみが強い場合は、以下のような内服薬で治療することがあります。

  • 抗ヒスタミン薬
  • 抗炎症薬
  • 漢方薬

ただし、適切ではない内服薬を服用すると、症状がかえって悪化してしまうことがあります。内服薬を使う場合は医師や薬剤師に相談のうえ、自分の症状にあう薬を服用しましょう。

医療機関を受診する

乾燥肌のかゆみを改善したいときは、季節を問わず紫外線対策を徹底しましょう。紫外線は皮膚のバリア機能を低下させる原因の1つです。
紫外線対策は、日焼け止めを塗る以外には下記のような対策ができます。

  • 帽子をかぶる
  • 日傘をさす
  • アームカバーをつける
  • 昼間の外出を控える

毎日コツコツと紫外線による肌への刺激を防ぐことで、バリア機能低下の防止につながります。

日焼け止めはSPF20前後がおすすめ

SPF50の日焼け止めは刺激が強いため、乾燥肌のかゆみを悪化させてしまうことがあります。バリア機能が低下しているときはSPF20前後の刺激が少ない日焼け止めを選び、2時間おきくらいに塗り直すほうが低刺激&効果的です。

乾燥肌の方は、SPF20前後かつ「紫外線吸収剤が含まれていない日焼け止め」を選ぶと、肌への刺激がより少なくなります。「ノンケミカル」や「ケミカルフリー」と表記されているものを選ぶと安心ですよ。

ぬるめのお湯でやさしく洗う

乾燥肌にかゆみをともなうときは、ぬるめのお湯でやさしく洗うことを心がけましょう。熱いお湯や洗浄力の高いボディソープなどは、肌の保湿に必要な皮脂・水分まで落としてしまい、乾燥肌のかゆみを悪化させてしまいます。

お風呂は38〜40℃くらいを目安に、長湯はせずさっと入浴しましょう。ボディソープや石けんは保湿力の高いものを選んで、たっぷりの泡でやさしく洗うのがコツです。

入浴後は肌が乾燥しないうちに、化粧水、乳液、クリームで早めのスキンケアを心がけましょう。

外用薬を処方してもらう

乾燥肌のかゆみがひどい場合は、なるべく早めに皮膚科を受診しましょう。かゆみや乾燥が慢性化すると、皮脂欠乏症湿疹やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に悪化してしまうことがあります。

皮膚科では、かゆみを抑える抗ヒスタミン成分・抗炎症成分が配合されている外用薬で治療するのが一般的です。かゆみ止めの内服薬を処方してもらえる場合もあるので、強いかゆみは我慢をせず、近くの皮膚科や薬局に相談してみましょう。

まとめ

乾燥肌のかゆみは、皮膚のバリア機能が低下することで引き起こされます。保湿力の高いクリームを選ぶ、湿度を40〜70%に保つなどの対処法を日々の生活に取り入れて、肌の乾燥やバリア機能の低下を防いでいきましょう。

また、皮膚のバリア機能を回復させるためには、今回紹介した対処法のほかに「規則正しい生活習慣」を心がけることも大切です。質の高い睡眠を十分にとる、バランスのよい食事を心がける、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動を取り入れるなどを意識しましょう。

よくある質問

乾燥肌のかゆみは市販薬で治りますか?
乾燥肌のかゆみがひどい場合は、市販薬を使って症状を和らげる方法もあります
ただし、症状や体質に合わない市販薬を服用すると、症状がかえって悪化してしまうことがあります。市販薬を購入する際は必ず医師や薬剤師に相談して、症状や体質に合う薬を選べるようにしましょう。
クリームを塗っても乾燥肌でかゆいのはなぜ?
クリームを塗っても乾燥肌が改善しない場合は、症状や体質にクリームが合っていないか、乾燥が炎症に悪化しているケースが考えられます。
かゆみが皮膚炎に進行している場合は保湿剤(クリーム)の使用で症状が悪化するケースもあるため、早めに皮膚科を受診して薬を処方してもらいましょう。

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