
- この記事はこんな人におすすめ!
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- 半年以上、ニキビ跡の赤みが引かない
- スキンケアを頑張っても、新しいニキビが繰り返しできる
- コンシーラーで隠しても、赤みが透けて見えるのが気になる
- 肌表面のケアだけでは、限界を感じている
鏡を見るたびに、頬や顎に残った赤みが気になっていませんか?ニキビ自体が治まっても、跡だけがいつまでも消えないと、気分も下がってしまいます。
実はその赤みには、スキンケアだけでは限界がある「体質」の問題が関係しているかもしれません。
この記事では、治りにくいニキビ跡の赤みの原因を整理しながら、内側から整えるという考え方についてご紹介します。
- この記事を読むとわかること
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- 治らない赤み型ニキビ跡の原因(PIE)
- 赤み型・色素沈着型・凹凸型の見分け方
- 今日からできる基本のセルフケア
- 体質面から整える漢方という選択肢
- 漢方を試す際の期待値と続け方の目安
繰り返すニキビ体質に、内側からのケアを
「スキンケアを頑張っているのに、ニキビ跡がなかなか治らない」と悩んでいるなら、体の内側から整える視点が足りていないサインかもしれません。繰り返すニキビ体質そのものに向き合う選択肢として、漢方があります。ニキビにお悩みの方は、一度チェックしてみてください。
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治らないニキビ跡の赤みとはどんな状態か
ニキビの炎症後に毛細血管拡張が残る赤み型のニキビ跡を、「PIE」といいます。ニキビの炎症によって拡張した毛細血管が、炎症が治まった後も完全には元に戻らず、皮膚表面から透けて見えることで生じます。
このPIE(赤み型ニキビ跡)は、色素沈着型・凹凸型と並ぶ3タイプの一つで、若年層に多く見られるという特徴があります。
ニキビ跡の3タイプは、以下のとおりです。
| タイプ | 主な原因 | 見た目の特徴 |
|---|---|---|
| 赤み型(PIE) | 炎症後の毛細血管拡張 | 赤くまだらに見える |
| 色素沈着型 | メラニンの蓄積 | 茶色っぽく残る |
| 凹凸型 | 真皮のダメージ | クレーター状の凹み |
半年から1年以上赤みが引かない状態や、繰り返し新しいニキビができて、跡の上に跡が重なっていく状態が続くと、「ニキビ跡が治らない」と感じやすくなります。特に秋は、空気の乾燥や朝晩の寒暖差によって血管の拡張状態が続き、赤みがより目立ちやすい季節でもあります。
治らないニキビ跡の赤みの主な原因を整理
ニキビ跡の赤みが治らない原因について、整理していきましょう。
炎症後の毛細血管拡張
ニキビができると、その部分の毛細血管が広がります。ニキビが治まれば、通常は血管も元の太さに戻りますが、うまく戻らないケースがあります。これが赤みとして見える状態「PIE」です。さらに紫外線を浴びると血管への刺激が加わり、赤みが一段と強調されやすくなります。
繰り返す新しいニキビ
既存の赤みが引くより先に、新しいニキビができてしまうことがあります。せっかく治りかけていた跡の上にまた炎症が起きると、跡が上書きされる形で積み重なり、なかなか消えなくなっていきます。つまり、「ニキビ体質」自体を整えない限り、赤み跡が減りにくいという構造があるのです。
湿熱と繰り返すニキビ体質
東洋医学では、化膿しやすいニキビや繰り返すニキビの背景として、体内に湿熱が停滞していることを考えます。跡が残りやすいニキビ体質の根本改善には、体内環境を整えることが大切です。
無意識のクセが長引く原因に
頬杖をつく、うつ伏せで長時間過ごすなどの日頃のクセが赤みが長引かせる一因になることがあります。無意識のクセがないか、見直してみてください。
赤みが治らないニキビ跡がつらく感じるシーン
ニキビ跡は、コンシーラーやファンデーションでカバーしても、時間が経つと赤みが透けてしまったり、赤みがまだらに見えたりします。「人から肌質を褒められる機会が減った」「写真に写る自分のニキビ跡の赤みが気になる」といった悩みの積み重ねが、じわじわとストレスにつながっている方も多いのではないでしょうか。
赤み型ニキビ跡は炎症後の血管拡張、色素沈着型はメラニンの蓄積、凹凸型は真皮のダメージによるものです。凹凸型や重度の色素沈着については、皮膚科での医療処置が選択肢となるケースもあるため、まず自分のニキビ跡がどのタイプに近いかを見極めることが大切です。
リップメイクを少し濃くして視線を口元に集めるだけでも、赤みへの意識が和らぐことがあります。隠すことに疲れたときは「視線を逸らす」という発想も試してみてください。
基本的なニキビ跡の赤みケア
ニキビ跡の赤みには、どのようなケアが効果的なのか解説します。
紫外線対策の徹底
赤みは紫外線によって悪化しやすいため、SPF30・PA+++以上の日焼け止めを塗りましょう。環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」においては、「日焼けしてからローションなどで肌の手入れをすることは、ひりひりとした日焼けの痛みを抑えるなどの効果はあっても、皮膚の老化や皮膚がんなどの長期的な予防効果は少ない」といった内容が述べられています。日焼けしてからのケアではなく、日焼けする前のケアがより重要です。秋以降も油断せず、日焼け止めのこまめな塗り直しを心がけましょう。
低刺激スキンケアと新しいニキビの予防
刺激の少ないスキンケア・洗浄力の強すぎない洗顔料を選び、お肌をやさしくいたわってあげましょう。また、十分な睡眠、バランスの取れた食事、ストレス管理など、生活習慣の面から新しいニキビの発生を減らす工夫も効果的です。
ニキビを刺激しない洗顔
「早く治したい」という気持ちから洗浄力の強い洗顔料を選びたくなりますが、必要な皮脂まで奪ってしまうと、肌がバリア機能を補おうと過剰に皮脂を出し、新しいニキビを招くケースもあります。洗顔料は洗浄力の強すぎないものを選び、しっかり泡立てて包み込むようにやさしく洗ってあげましょう。
繰り返すニキビは体の状態とも関係する視点
化膿を伴うニキビや繰り返すニキビの背景には、体内の湿熱の停滞があると考えられています。この湿熱がうまく発散されないことで体の巡りが悪くなり、ニキビが繰り返して発生し、赤み跡が積み重なってしまうのです。
このように、体の内側の状態が整っていなければ、どれだけ丁寧にスキンケアを行っても、新しいニキビが繰り返し発生してしまう可能性があります。こうした場合には、ニキビそのものの発生を減らす、体質面からのアプローチが必要です。
ニキビパッチの活用
ニキビパッチを活用すると、無意識に触れる・こすれるといった直接的な刺激を防げます。「治す」というより「これ以上負担をかけない」ための選択肢として取り入れてみてください。
十味敗毒湯という考え方が向くケース
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)は、体内に停滞した余分な水分(湿邪)や熱を取り除くことで、皮膚の赤み・かゆみ・化膿といった症状の改善を目指す漢方薬です。化膿しやすいニキビ、繰り返すニキビ体質の方に用いられることが多く、体力が中程度で、胃腸が極端に弱くない方に向いているとされています。
ちなみに十味敗毒湯は、すでにできてしまった赤み跡そのものを直接消す薬ではありません。新しいニキビの発生頻度や炎症の強さを体質面から整えることで、これ以上、ニキビ跡を積み重ねないための土台づくりをサポートします。
漢方薬服用のタイミング
漢方薬は一般的に食前(食事の約30分前)・食間(食後約2時間)頃に服用します。医師の指示に従い、決められた分量・タイミングを守って服用しましょう。
漢方ケアの期待値と続け方
十味敗毒湯によるニキビ体質へのアプローチは、中長期的な視点で取り組むケアです。既にできた赤みは、毛細血管が元に戻るまで数か月~1年かかることもあり、「漢方を服用すれば数週間で赤みが消える」というものではありません。
目安期間を整理すると、以下のとおりです。
| ケアの視点 | 目安期間 |
|---|---|
| 新しいニキビの頻度低下 | 1〜2ヶ月 |
| 既存の赤み跡の薄まり | 3〜6ヶ月 |
| 既存の毛細血管が戻るまで | 数ヶ月〜1年 |
漢方は、美白コスメや紫外線対策の代わりになるものではありません。日焼け止め、保湿、適切な洗浄といった外側からのケアと並行して取り入れ、内側と外側の両輪でアプローチしていくことが望ましいでしょう。
なお、凹凸型のニキビ跡や重度の色素沈着については、漢方や市販のケアだけでは変化を感じにくい場合があります。そうしたケースでは、皮膚科でのレーザー治療やIPLなどの医療処置が選択肢となります。
このように、タイプ別に対処法も異なってくるため、ニキビタイプを適切に見極める視点が重要です。
スキンケアの見直しと並行して、生活リズムや食事の傾向・生理周期などを振り返ってみると、ニキビが繰り返す背景が見えてくることがあります。
まとめ
治らないニキビ跡の赤みは、炎症後の毛細血管拡張と、繰り返し起こるニキビが背景にある状態です。十味敗毒湯は、この赤みそのものを消す薬ではなく、新しい跡を作らせない体質を内側から整えるための選択肢として位置づけられます。
漢方は即効性を期待するものではなく、1〜6ヶ月ほどの継続服用を通じて、体質と皮膚環境を少しずつ整えていくものだと理解しておくことが、無理のない付き合い方につながります。治らないニキビ跡の原因を正しく理解し、焦らずじっくりとケアを続けていきましょう。
今のスキンケアで、お肌に変化はありますか?
今のスキンケアで肌に変化が見られない場合は、表面のケアと合わせて、体質そのものにアプローチする方法を検討してはいかがでしょうか。十味敗毒湯は、皮膚の赤みなどの症状について、体の内側から改善を目指す漢方薬です。体の内側から整える視点に興味がある方は、一度チェックしてみてください。
(薬剤師:15年)
「ニキビ跡の赤みが引かない」というお悩みは、多く見られます。ニキビ跡を治したくてケアを頑張っているのに、かえって肌に負担をかけてしまっているケースもあります。繰り返すニキビ体質そのものに向き合う視点から、体を見つめ直してみてください。