体の中がかゆい!ムズムズの原因や対処法を解説

体の中がかゆい!ムズムズの原因や対処法を解説
体の中がかゆい!
ムズムズの原因・対処法を徹底解説
この記事はこんな人におすすめ!
  • 体の中がかゆくて困っている
  • 体の中がかゆい原因が知りたい
  • 体の中のかゆみを抑える方法を知りたい

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体の中がムズムズして「どうして急にこんな症状が……?」と不安を感じていませんか? かゆみのないストレスフリーな生活を取り戻せるように、今回は体内がかゆい原因・対処法・予防のための生活習慣まで詳しく解説します!

この記事を読むとわかること
  • 体の中がかゆい原因
  • 体の中がかゆいときの対処法
  • 体内のかゆみ予防につながる生活習慣

体の中がかゆい?ムズムズの原因

赤ら顔と酒さの違い

体の中がかゆい原因は、睡眠不足や栄養不足、ホルモンバランスの乱れ、肝臓や腎臓の疾患、ムズムズ脚症候群などが挙げられます。人によって原因は異なるため、自分がどの原因に当てはまるか下記でチェックしましょう。

睡眠や栄養が足りていない

睡眠が足りないと、免疫力が低下して体の中がかゆく感じることがあります。また、ビタミンB群、亜鉛、鉄分などの栄養が足りない場合も、皮膚のバリア機能が損なわれてかゆみの原因となることがあります。

「皮膚のバリア機能」とは?

皮膚のバリア機能とは、体の中に水分を閉じ込めたり、細菌やウイルスなどの侵入を防いだりする角質層の働きのこと。睡眠や栄養が不足すると、皮膚の一番外側にある角質層がはがれ、皮膚のバリア機能が低下してかゆみを感じることがあります。

ホルモンバランスが乱れている

ホルモンバランスの乱れも、体の中のかゆみを引き起こす原因の1つです。とくに女性は月経や更年期などの影響でホルモンバランスが乱れやすく、皮膚のかゆみや乾燥を感じやすい傾向があります。

ストレスによって分泌される「コルチゾール(別名:ストレスホルモン)」の増加も、体の中のかゆみを誘発させる原因の1つです。ホルモンバランスはストレスの影響で乱れやすくなるので、体の中がかゆいときはリフレッシュ&リラックスを心がけましょう!

肝臓や腎臓の病気にかかっている

肝臓の病気で胆汁の流れが悪くなっていたり、腎臓の病気で体内に老廃物が溜まっていたりすると「体の中がかゆい」と感じることがあります。

病気の「自己診断」はNG

体の中に痒みを感じても、肝臓や腎臓に異常がない場合もあります。「自分は何かの病気なんだ…」と自己判断せず、不安な場合は医療機関で適切な診断を受けましょう。

ムズムズ脚症候群になっている

ムズムズ脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、脚の深部に不快な感覚やかゆみを感じる神経症状です。次の特徴に当てはまる方は、もしかしたらムズムズ脚症候群で体の中にかゆみを感じているかもしれません。

  • 夜になると脚がムズムズする
  • じっとしているとムズムズが悪化する
  • 脚を動かすと一時的に症状が落ち着く

ムズムズ脚症候群は、鉄分不足や神経伝達物質の異常が原因といわれています。夜間や安静時にムズムズが悪化しやすく、睡眠障害に悩まされている方も多い症状です。

かゆみを感じない、ストレスフリーな肌へ

 

食事からバランスよく栄養を摂るのが難しいときは、錠剤タイプの漢方薬やサプリメントに頼るのもおすすめ。漢方薬の「当帰飲子(とうきいんし)」は血を補い、皮膚に十分な栄養を与えるサポートをします。

体の中がかゆいときの対処法

冷やす、原因を改善、内服薬を服用、病院を受診

体の中がかゆいときは、次の4つの対処法を試しましょう。

  • かゆい所を冷やす
  • 原因を改善する
  • 内服薬で治療する
  • 医療機関を受診する

それぞれ詳しく解説します。

かゆい所を冷やす

体の中がかゆいときに皮膚の表面もかゆいようであれば、かゆい所を冷やして神経の興奮を抑えてみましょう。冷却方法には次のようなものがあります。

  • 冷たいタオルでかゆい所を押さえる
  • 保冷剤をかゆい所に当てる
  • 冷水シャワーを浴びる

冷やしすぎは逆効果になることがあるため、1回につき10〜15分程度を目安に冷やしてみてください。保冷剤は直接当てると凍傷のリスクがあるため、必ず布やタオルに包んで使いましょう。

原因を改善する

かゆみの原因が特定できる場合は、その原因を取り除くことがもっとも早期的な対処法です。原因別の対処法をみてみましょう。

原因 対処法
睡眠不足 枕やベッドなどの睡眠環境を整え、7〜9時間くらいの十分な睡眠をとる
栄養不足 ビタミンB群、亜鉛、鉄分などの栄養を意識しながら、バランスのよい食事を心がける
ホルモンバランスの乱れ 適度な運動でリフレッシュ、何も考えずにリラックスできる時間をつくる
肝臓や腎臓の病気 肝臓の病気は消化器内科、腎臓の病気は腎臓内科を受診する
ムズムズ脚症候群 鉄分を積極的に摂り、カフェインやアルコールの摂取を控える

どの原因に当てはまっていたとしても、体の中がかゆいときは睡眠・食事・運動の「健康の3原則」を意識することが大切です。

「健康の3原則」とは?

健康の3原則とは、十分な睡眠、バランスのよい食事、適切な運動の3つの要素のこと。健康な毎日を送るためには、この3つの要素をバランスよく取り入れることが大切です。

健康の3原則は、それぞれが密接に影響しあっています。バランスよく取り入れることで健康的な生活に近づけますよ

内服薬で治療する

体の中のかゆみが強い場合は、以下のような内服薬で治療することがあります。

  • 抗ヒスタミン薬
  • 抗炎症薬
  • 漢方薬

ただし、適切ではない内服薬を服用すると、症状がかえって悪化してしまうことがあります。内服薬を使う場合は医師や薬剤師に相談のうえ、自分の症状にあう薬を服用しましょう。

医療機関を受診する

以下の特徴に当てはまる場合は、皮膚科や内科などの医療機関を受診することをおすすめします。

  • かゆみが1週間以上続く
  • かゆみの原因がわからない
  • 市販薬で症状が改善しない
  • 日常生活に支障をきたしている

医療機関で血液検査やアレルギー検査を受けて、かゆみの原因を一刻も早く特定しましょう。適切な治療をうけることで、体の中のかゆみが少しずつ改善していきます。

何科を受診すればいいかわからないときは「内科」か「皮膚科」に相談してみてくださいね。

体の中のかゆみを抑えるおすすめ生活習慣4選

・たっぷり眠る・バランスよく食べる・カフェインNG・お風呂はぬるめに

体の中のかゆみを抑えるには、次の4つの生活習慣を取り入れるのがおすすめです。

  • 十分な睡眠をとる
  • バランスのよい食事をとる
  • アルコールやカフェインを控える
  • お風呂の入り方を見直す

普段の生活にバランスよく取り入れて、体の中のかゆみを軽減&予防しましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠時間が7〜9時間の人に比べて、睡眠時間が5時間以下の人は皮膚のバリア機能が低いことがわかっています(※)。「寝不足の日は肌の調子が悪いなぁ……」と感じる方が多いように、長期的な睡眠不足は皮膚の健康に大きな影響を与えます。体の中がかゆいときは7〜9時間くらいの十分な睡眠をとって、皮膚のバリア機能を正常に整えましょう。

※参考:J-Stage「主観的睡眠状態と肌状態との関連」

寝る前はカフェイン、アルコール、強い光などを避けると、いつもよりぐっすり眠れるようになりますよ◎

バランスのよい食事を摂る

バランスのよい食事は、体の中のかゆみ予防効果が期待できます。とくに「鉄分」が不足するとかゆみを引き起こしやすいため、以下のような鉄分豊富な食材を摂るように心がけてみてください。

  • レバー
  • ほうれん草
  • 赤身の肉・魚
  • 大豆
  • ココア

鉄分は、ビタミンCが豊富なブロッコリー、ピーマン、じゃがいもなどの食材と一緒に摂るのがおすすめです。吸収率がUPし、効率よく鉄分を補給できます。

アルコールやカフェインを控える

アルコールやカフェインは血管を拡張させ、体の中のかゆみを悪化させることがあります。体の中がかゆいときは、アルコールやカフェインをなるべく控えて、以下のことに気をつけてみてください。

  • アルコールは適量にとどめる
  • 午後以降はカフェインの摂取を控える
  • カフェインをハーブティーに置き換えてみる

とくに夜間のかゆみが気になる場合は、アルコールやカフェインを控えるとかゆみが軽減されることが多いです。

アルコールの1日の摂取目安は約20g

厚生労働省によると、アルコールの1日の摂取目安は、平均純アルコールで約20g程度といわれています。日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯くらいまでが目安です。

お酒に弱い体質の方は、上記の半分(純アルコール10g程度)までに摂取量を抑えましょう。

お風呂の入り方を見直す

熱いお湯は皮膚の乾燥や血管の拡張をまねき、かゆみを悪化させるリスクがあります。お風呂は38~40℃くらいのぬるめのお湯に設定して、体の中のかゆみを予防しましょう。

また以下の4つを心がけると、皮膚のバリア機能を正常に保ちやすくなります。

  • 保湿成分のある入浴剤を入れる
  • 石鹸やボディソープは低刺激のものを選ぶ
  • たっぷりの泡で撫でるように洗う
  • 入浴後はすぐにスキンケアをする

とくに冬場は、皮膚の乾燥や血管の拡張でかゆみが悪化しやすい季節です。いつもより丁寧な入浴&スキンケアを意識してみてください。

まとめ

体の中のかゆみは、睡眠不足や栄養不足、ホルモンバランスの乱れ、肝臓や腎臓の病気、ムズムズ脚症候群などが複雑に絡みあって引き起こされます。原因がわからない場合は無理をせず、皮膚科や内科などの医療機関を受診しましょう。

また、原因がわかる場合はそれを取り除いたり、生活習慣を改善したりすることでかゆみの再発防止につながります。十分な睡眠やバランスのとれた食事を取り入れ、アルコール・カフェインは控えるようにしましょう。

よくある質問

夜になると体が痒くなるのはなぜ?
副交感神経が優位になる夜間は、血流がよくなりかゆみを感じやすくなります。また皮膚のバリア機能が低下して肌が乾燥しやすいのも、夜にかゆみを感じる要因の1つです。
何もできてないのに身体中が痒いのはどうして?
何もできてないのに身体中が痒い場合は、乾燥、アレルギー、ストレス、内臓疾患などが関係している可能性があります。症状が1週間以上続く場合は、内科や皮膚科などの医療機関を受診することをおすすめします。
全身がかゆいのはストレスが原因?
ストレスにより自律神経が乱れると、体内でヒスタミンなどの物質が過剰分泌してかゆみを感じやすくなります。ストレスによる不眠や食生活の乱れなども、全身のかゆみを悪化させる原因の1つです。

体の中のかゆみは、体の内側から改善

自然由来の生薬からなる漢方薬「当帰飲子(とうきいんし)」は、体の中からやさしく潤いを与えます。血を補い皮膚に十分な栄養を与えることで、体のかゆみや乾燥を改善へと導きます。

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